みなさんこんにちは!

郊外から都心に向かう路線の終点は他社路線と接続するターミナルになっていることが多いですよね。西武池袋線の池袋駅、東急田園都市線・東横線の渋谷駅、地下鉄では都営新宿線の新宿駅など終点の駅で他社路線に接続している場合が多くあります。

しかし、福岡には都心に向かうのに他社路線と接続しない不思議な路線があります。
それが今回紹介する福岡市地下鉄七隈線です。


福岡市地下鉄七隈線とは?

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福岡市地下鉄七隈線は福岡市西区の橋本駅から中央区の天神南駅までを結ぶ12.0kmの路線で2005年に開通しました。
これまで鉄道がなかった福岡市の南西部と都心とを結ぶための路線として建設されたという経緯があります。

「郊外と都心を結ぶ」という建設の経緯から沿線の多くの人が七隈線を利用するだろうと考え、七隈線の鉄道免許申請時には開業翌年には1日14万9806人が利用するとの需要予測が建てられました。
その後開業前の2002年には1日11万0957人の利用と下方修正されましたがこの時点でも1日10万人以上は利用するだろうとされていました。
しかし、いざ開業してみると1日約4万4000人と開業前予測の半分、一番最初の予測の3分の1程度とかなり悲惨な結果になりました。
このため当初予定していた七隈線の単年度黒字化は2015年度から2029年度に、累積赤字解消は2026年度から2069年度へと大幅に先送りされました。

ではなんで七隈線の利用者数がここまで伸び悩んだのかを見ていきたいと思います!



終点がとにかく不便!

福岡市にはJRのターミナル駅のある博多駅周辺と、西鉄のターミナル駅がある天神駅周辺という2つの中心地があります。
福岡市地下鉄の他2路線のうち空港線は天神駅と博多駅の両方をとおり、箱崎線はどちらの駅も通っていませんが中洲川端駅で空港線に接続しているため中洲川端駅で乗り換えさえすれば同じ福岡市地下鉄だけで両駅に行くことができます。
では七隈線はというと、まずは路線図をご覧ください!


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さぁどうでしょうか?なにやら終点の駅が微妙に離れたところにありますね。
そうなんです、七隈線の終点は天神駅でも博多駅でもなく天神「南」駅というなんとも微妙なところにあるんです。
いやいや、言うてもそんなに離れてないんじゃない?と思うかもしれませんがGoogle先生によると500mは離れてるみたいです。500mは意外と距離がありますよね(笑)。ぎりぎり地下鉄一駅分あるかないかくらいの距離があります。


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なぜ天神駅に接続せず天神南駅を終点にしたのかは西鉄が圧力をかけたから、駐車場などがあるからと言う話がありますが市民からしたら不便極まりない話だと思います。一応天神南駅の二駅手前、薬院駅で西鉄に乗り換えれば西鉄の天神駅には行けますがわざわざ他社路線に乗り換えるのかは際どいところですよね(笑)。



そんな七隈線の未来は明るい!?


そんな七隈線ですが現在博多駅までの延伸工事を行っています!
本当なら来年2020年度には延伸完了の予定でしたがとある事情で2022年度に延期されてしまいました。
ここでピンと来た方もいるかもしれませんが2016年11月にこの延伸工事区間で大規模な陥没事故を起こし大きなニュースになりました。このニュースに衝撃を受けた方もおおいと思いますがこの事故により七隈線延伸は2年先延ばしになりました。
ただ、博多駅まで延伸すれば現在よりも便利になると思うので沿線住民の方の利便性のためにも再び事故を起こさないように注意しながら延伸してほしいなと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました!