東京、名古屋、大阪と日本を代表する大都市同士をつなぎ一日に45万人の人が利用する東海道新幹線ですがそんな東海道新幹線の中にも利用者があまりいない寂しい駅がいくつかあります。今回はそんな利用者が少ない駅の中でも「政治駅」と言われることが多い岐阜羽島駅について紹介します。


岐阜羽島駅とは?

1199px-Gifu-Hashima_Station


岐阜羽島駅は岐阜県羽島市にある駅です。
岐阜羽島駅自体は東海道新幹線の単独駅ですが、岐阜羽島駅のすぐ隣には名鉄羽島線の新羽島駅もあるため多少の利便性は確保されています。
羽島市役所などにも比較的近い場所にあり周りに特に大きな施設の無い北陸新幹線の安中榛名駅よりは駅周辺も整備がされています。
その岐阜羽島駅の前にはこんな銅像があります

Oono_Banboku1


これは岐阜県出身で衆議院議長や自民党副総裁をつとめた大野伴睦と奥さんの銅像です。
この銅像があることもきっかけとなり岐阜羽島駅は政治駅といわれるようになりました。



岐阜羽島駅はほんとに政治駅?

利用者数が2900人ほどしかおらず駅前に大物政治家の銅像が立っているとなると政治の力で建てられた駅と思われがちになりますが、実はそんなことは無いのです。
東海道新幹線は本来新横浜、小田原、熱海、浜松、豊橋、名古屋、米原、京都に中間駅が設置されることが発表されていました。
この際新幹線が通過する都道府県には駅を設置することにしおり、岐阜県内にも駅を設置することにしていたのですが岐阜県内は県庁所在地の岐阜市から大きく離れた場所を通ることになっていたため岐阜市に駅を設置しようとすると線路が大きく迂回することとなってしまうため現在の名古屋と関ケ原をほぼ直線で結ぶルートにしたのですがこのことが岐阜市経由を望んでいた自治体に伝わると大きな反発が起きました。
そこで当時の国鉄は岐阜県内に駅を設置することをあえて伏せて、地元の政治家大野伴睦に「岐阜県内にも駅を作るなら地元を説得しよう」ということにし現在の岐阜羽島駅が出来ることになりました。

つまり大野伴睦が新幹線の駅が出来ない岐阜県に駅を持ってきたのではなく、もともと駅が出来る予定だったが岐阜市から離れていたためそれによる反発を抑えるために大野伴睦に協力してもらった、というのが本当の流れになっています。

不必要だと思われがちな駅にもいろいろな理由がありますね。
今後もこういった駅を紹介できればなと思います。


最後まで見ていただきありがとうございました!